2018年4月6日
塩原もの語り館企画【斎藤茂吉と昆虫のものがたり】開催
更新日時:2018年4月6日
塩原温泉の中心部にある観光施設「塩原もの語り館」の資料展示室で、平成30年度企画展「斎藤茂吉と昆虫のものがたり」が開催されています。
写真を見て「なんだ、これは!」と思いましたか?
歌人の斎藤茂吉は、生涯に18,000首もの歌を詠みました。その中には、私たちの身近にいる昆虫を詠んだものも数多くあります。そして今回のメイン展示となるのが写真の昆虫標本額です。
斎藤茂吉の次男宗吉は「どくとるマンボウ昆虫記」の作者である北杜夫。幼い時から昆虫に興味を持っていたので、父親の茂吉にも色々と教えていたようです。展示している昆虫標本額は、ある虫をテーマとした「茂吉の短歌」と「杜夫のエッセイ」、その昆虫の標本や絵がセットになったものなのです。作品の題材となった虫を見ながら歌やエッセイを読むと、想像もふくらみますよね。
資料展示室は普段は有料なのですが、栃木県全体で取り組んでいる大型観光キャンペーンに伴い、なんと2018年4月1日~6月30日まではどなたも無料で入場していただくことができます!
昆虫標本額22点のほか、「どくとるマンボウ昆虫記」コミック版の中から「蝉の話(せみのはなし)」の原画20枚、そして塩原の昆虫に関する紹介なども展示してます。
もちろん、斎藤茂吉と塩原温泉との関わりを紹介するコーナーがなくてはココで開催する意味がありませんよね。この部分は力が入っていますよ。ご覧のように(下)ほとんどすべてスタッフの手書きです!
ぜひゆっくりとご鑑賞いただきたい企画展「斎藤茂吉と昆虫のものがたり」をご紹介しました。
【斎藤茂吉と昆虫のものがたり】
会期:2018年4月1日(日)~6月24日(日)
会場:塩原もの語り館(那須塩原市塩原747)
時間:午前8時30分~午後6時
作成者:shimofujiyaカテゴリー:お知らせ