版画家 川瀬巴水
更新日時:2010年8月3日
~川瀬巴水(かわせ はすい)~
近代日本を代表する版画家、川瀬巴水。伊藤深水らと共に取り組んだ新版画は、大正・昭和の浮世絵とも言われ、そこには懐かしき日本の旅情そのものの美しい風景が描かれています
新版画の、第一人者・川瀬巴水(1883-1957)は日本の版画界を代表する浮世絵師・葛飾北斎や歌川広重と並び称されています。雪・月・花・雨の情感ある作品には深い魅力があり、特に海外において高い知名度と人気を誇っています。
幼少の頃より絵に関心を寄せて油彩画や日本画を学び、27歳で鏑木清方に師事します。その後、同門の伊東深水の影響を受けて版画への関心を深めると、大正7(1918)年に処女作となる塩原3部作を発表します。
塩原温泉には昭和19年より23年まで疎開をしておりその間に多くの作品を残しました。当館にも何度も宿泊し昭和21年には「湯宿の朝」の作品を完成させました。旅館の窓の外に広がる錦秋の景色を繊細に表現したすばらしい作品です。塩原ものがたり館には巴水の作品が多数展示してあります。
また、当館には「湯宿の朝」「あら湯の秋」の作品も展示しておりますので
ご覧下さい。
当館からの眺望 「湯宿の朝」
左側が昭和初期の当館です。 「あら湯の秋」
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作成者:shimofujiyaカテゴリー:お知らせ
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☆立秋