塩原温泉 下藤屋

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温泉効果は科学的に検証されています。

更新日時:2020年3月26日

入浴によるリラクセーションおよび免疫向上効果

入浴によるリラクセーションや免疫は、分泌型ノグロブリンAを分析して検証します。唾液中に含まれる免疫抗体であるs-IgAは、口や消化管などの全身の粘液系を覆い粘膜で細菌などの外来異物を無毒化する役割を持ちます。

この量が増加することは、生体防御系である免疫系がストレスに対して1次的に反応していることを意味しています。

特に1990年代になり、精神免疫学の分野においてs-IgAがストレス反応の指標として利用されるようになりました。

入浴によって、このs-IgAが増加したことによって、疲労回復やストレスの解消あるいはリラクセーション効果が認められ、また体内の免疫が向上したことも明らかになりました。(図1)

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入浴による分泌型免疫グロブリンAの入浴前後の変化率

健康な女性20名を対象として、3日間の入浴によるs-IgAの変化を示した。入浴をしないグループに比べて入浴をしたグループは、1日目から有意にs-IgAが増加し疲労軽減やリラックスの効果が認められた。

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入浴による抗酸化力の向上効果

ストレスや不健康な生活によって生じる活性酸素は、体内の蛋白質やアミノ酸を変性させ、体内の脂質を過酸化、核酸(DNAやRNAなど)を分解、酵素を失活など、細胞にダメージを与え疾病を引き起こす可能性があります。

さらに、活性酸素はがんや老化を引き起こす要因であるとも考えられています。

また近年、行動と生体内の活性酸素や抗酸化力に関する研究が数多く報告されています。入浴によって、抗酸化力がどのように変化するのかについて血中の抗酸化力を検証しました。

その結果、生体内の抗酸化力は、入浴1日経過から、向上することが明らかになりました。(図2)

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入浴による血中抗酸化力の入浴前後の変化率

健康な女性20名を対象として、3日間の入浴による血中抗酸化力の変化を示した。入浴をしないグループに比べて入浴をしたグループは、1日目から有意に血中抗酸化力が向上し疲労回復効果が認められた。

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入浴によるヒートショックプロテイン増加効果

免疫力が低い低体温の人は、入浴によってヒートショックプロテインが顕著に増加することが研究で明らかになってきました。ヒートショックプロテインは細胞の中にある蛋白質で、熱というストレスで増えることから熱ストレス蛋白質と呼ばれています。からだの皮膚や血液、内臓や酵素などは蛋白質から出来ていますが、疲労や紫外線、放射線といったストレスによりタンパク質は傷つけられています。ヒートショックプロテインは、場所や原因を選ばず傷ついたタンパク質を修復して元気な細胞にしてくれます。入浴によってヒートショックプロテインが増加して、免疫細胞が増え免疫力が強化され病気や痴呆の予防やストレスの障害からからだを守ることが出来ます。

医学博士 清水 教永 先生文献より抜粋

ご参考にして下さい。


作成者:shimofujiyaカテゴリー:お知らせ

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