当館ゆかりの山岡鉄舟と木村家のあんぱん
更新日時:2009年5月27日
明治の中頃、交通の便も悪く当館にお越しいただくには徒歩か馬などを利用する以外に方法はなく、大変な思いをしてお客様にお越しいただいておりました。
当時のお客様の中に幕末の英雄の一人に数えられ「江戸城無血開城」の立役者の山岡鉄舟もおりました。幾度となくご来館いただき当館の温泉をこよなく愛していただきました。当時は茨城県の県令(知事)を勤めている時期と聞いております。
山岡鉄舟は剣の達人でもあり免許皆伝の腕前で明治天皇の家庭教師も勤めた大変に偉い方でした。
話は明治8年にさかのぼり最後の将軍の徳川慶喜の弟、徳川昭武の屋敷へ明治天皇が花見に出かけることになりました。その際侍従職にあった山岡鉄舟の発案で「あんぱん」を献上することになりました。文明開化の世の中で見かけは西洋中身は日本と当時の気風にも合致しました。『和魂洋才』です。 当時では珍しいパンに餡の入った「あんぱん」は明治天皇も大変気にいられそれ以降も引き続き献上されたそうです。
このあんぱんを作ったのが木村家の初代当主 木村安兵衛さんです。
木村家が今年で創業(明治2年)140年周年、当館も創業(明治元年)141周年で
山岡鉄舟をご縁に今後も末永くがんばって行きたいと思います。
4月4日は『あんぱんの日』 明治天皇が始めてあんぱんを召し上がった日です。
木村家銀座本店の中に飾られている肖像画です。
山岡鉄舟が「木村家」屋号の大看板を揮毫。
地域ブランド 塩原温泉 やまの宿 下藤屋
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作成者:shimofujiyaカテゴリー:お知らせ